onionの手ぬぐい

<幼き日の記憶>

遠い幼き日、記憶の中の母は日々の生活の中で着物を着て過ごしていました

その当時は他のお母さんが洋服を着ているのに不思議で仕方なかったけれど

自分自身が母となった今、着物を着る仕事でもなかった私の母が何故和裁を習い、娘の私に行事の度に着物や浴衣を仕立ててくれたのか、なんとなくですが分かりかけてきたような気がします。

洋服が全盛期…娘の私は洋服への道へと進んでしまうのだけど。

<和装の似合う女性への憧れ>

私の中の「和装の素敵な女性」とは

日常の暮らしと共に着物がありその所作の綺麗な方。

成人式も和装の似合う女性にはなれていないと思い、専門学校で作ったセットアップで出席した頑固者(笑)

今思えばあの、たどたどしい歩き方そのものが若さであり可愛らしいのに…と

歳を重ねた私は思うのだけど(笑)

そうして私の「和装の似合う女性」への憧れは増していくのでした。

<和と洋>

25年もの間、洋服と共に過ごし

洋服の持つ素晴らしさを

型を選ぶ→完成を待つ→身につける→生活の中で楽しむ

という過程でのそれぞれの楽しみを伝えたくお店を続けてきて、ここ数年は「和装」に歩み寄りたくなってきました。

少しだけ自分の中で自分にお許しが出始めたのかもしれません。

内面で和服を着てもいい女性に一歩位は近づけたかな?と…(まだかな?(笑))

<手ぬぐいと洋服>

世間では手ぬぐいが見直されてきて何年も経つけれど、やっと自分の中でオリジナルを作ろういう気持ちになりました。

もちろんデザインは自分で…

その下手なラフスケッチをきちんとデータにしてくれたまつはしまりこさん…彼女とのお付き合いも長くなり、まるで私の頭の中のイメージをコピーしたかのようなデザインになりました。

あるご縁から、そのデザインを創業100年を誇る墨田区にある老舗の染物屋さんにお願いする事ができ、ようやくonionのオリジナル手ぬぐいが完成しました…

日本古来の伝統的な技法である「注染(ちゅうせん)」…模様を染める型染めるという技法。

プリントと違い本染めは着色した部分が硬くならずソフトな肌触り、手ぬぐいの機能を損なうこともありません。それに、染料が裏抜けしない為両面から模様が楽しめます。

まずは頭に巻いてみたり…

籠の目隠しに使ったり…

和装にはまだまだ及ばないけれど

日々の生活の中に少しだけ「和」を取り入れていきたいと思います。

皆様の手ぬぐいの仲間に入れて頂けると嬉しいです…

普通の手ぬぐいよりは大判ですので、用途も広がるかと…

本日もゆるりとお待ちしております。